環境への取り組み
1. 「公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)」に法人会員として入会
当社は、地球環境問題を経営上の重要課題の一つとして位置づけ、経営者および社員の環境意識の高揚を図り、あらゆる活動を通じて地球環境の保全と環境問題の改善に努め、次の世代に豊かな地球を引き継ぐことを目指しております。当社が原料として使用するアンチモンは鉱山より採取され、金属に製錬されたもので全量を海外に依存しておりますので、鉱山開発により影響を受ける生物多様性や水資源の保全への援助を考えました。そこで、2022年3月生物多様性の保全や水資源の保全について活動を展開しているWWFジャパンに法人会員として入会しました。
WWFとは
WWFは100ヵ国以上で活動している環境保全団体で、1961年に設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止などの活動を行っています。
2. 「アンチモン環境安全対策協議会」の設立
アンチモンのヒト健康及び環境安全性に対する意識の高まりを受けて、アンチモン製品に関する科学情報の収集、調査、研究及びそれらの普及・啓蒙に付随する活動を通じて、アンチモン生産者の健全なる発展を図ることを目的に、1998年11月に日本鉱業協会アンチモン部会の下部組織としアンチモン環境安全対策協議会を設立しました。
3. 「国際アンチモン協会」(i2a:International Antimony Association) の設立
2008年にREACHの要請に対応するため、三酸化アンチモン以外のアンチモン化合物に対象範囲を拡大させ、「国際酸化アンチモン協会」は、「国際アンチモン協会」(i2a)に名称が変更されました。アンチモン化合物の環境影響、健康、安全に関する研究を実施し、それらの研究内容に関する情報を提供し、共有し、安全性と恩恵に関する情報を発信しています。事務局はベルギーのブリュッセルに置かれています。
当社は2016年末で国際アンチモン協会を退会しました。