三酸化アンチモン
三酸化アンチモンの用途
三酸化アンチモンの用途としては、各種合成樹脂、ゴム、繊維等の難燃助剤向けが主流を占め、近年、その比率は全需要の80%以上になっています。その他残りの20%をポリエステルの重合触媒、バリスター材料、光学レンズの清澄剤、顔料用途等で占めています。特に合成樹脂等の難燃化技術においては、プラスチック自体の特性を損なうことなく、出来るだけ少ない添加量でその効果を発揮させるために、ハロゲン系難燃剤と三酸化アンチモンの併用が主流となっています。
弊社では、このような三酸化アンチモンをはじめとした各種アンチモンの幅広い品揃え、プラント種の豊富さ、製造方法の多様さによりお客さまの細かなニーズにあった高品質なアンチモンをご提供させていただきます。
グレード紹介
PATOX-M
平均粒径が0.5μm で、白色度が安定し、分散性が良好な、定評ある難燃用標準グレードです。
技術資料
PATOX-MK
当社の技術管理、品質管理により海外OEM工場にて生産した難燃用標準グレードです。
技術資料
PATOX-K
平均粒径が1.2μmの難燃用グレードです。隠蔽性や色調の調整が必要なPVC樹脂などに適しています。
技術資料
PATOX-KF
平均粒径が0.8μmの難燃用グレードです。隠蔽性や色調の調整が必要なPVC樹脂などに適しています。
技術資料
PATOX-C
触媒用
塩酸・エチレングリコールに対する溶解性がきわめて良好で、ポリエステルの重合触媒用として広く用いられているグレードです。エチレングリコールで湿潤させることにより、粉塵飛散防止効果を持たせた商品もあります。
顔料用
チタンイエロー・クロムイエロー等無機系の黄色顔料の添加剤用として最適な、低不純物(As,Pb)グレードです。
バリスター用
バリスター・抵抗器用に粒径・結晶型等をより安定させ、アルカリ・アルカリ土類の不純物含有量を少なくしたグレードです。
技術資料
PATOX-CF
標準触媒グレードCの微粒タイプ。平均粒径が0.3μmで、白色度が高く、EG溶液への低温溶解が容易な、触媒用微粒グレードです。
技術資料
PATOX-P
平均粒径が3μmと粗粒であり、隠蔽性が弱く着色樹脂において発色性が良好な難燃透明汎用グレードです。
技術資料
PATOX-L
平均粒径が8μmと粗大粒子で、比表面積が小さくエンプラ樹脂の耐熱・耐加水分解性に効果のある難燃用耐熱性ハイグレードです。
技術資料
PATOX-U
平均粒径0.02μmの超微粒子品で、他の製品の10-100倍の高比表面積と高表面活性を有し薄膜等の難燃に適した難燃グレードです。
技術資料
PATOX-H
バリスター・抵抗器用に不純物含有量を少なくしたハイグレードです。
技術資料
PATOX-CZ
粒度分布がシャープな分級ハイグレードです。粗大粒子をカットしており、粗大粒子の混入が問題となる用途に適したグレードです。
技術資料
PATOX-MZ
粒度分布がシャープな分級ハイグレードです。粗大粒子をカットしており、粗大粒子の混入が問題となる用途に適したグレードです。
技術資料
PATOX-HS
低α線品で、イオン性不純物が少ない、IC封止材等電子材料用ハイグレードです。